今日、27日はミャンマーでは国軍記念日だ。しかし、昔は違った。

第二次世界大戦中の日本占領下の1945年にアウンサン将軍らが対日蜂起した3月27日は、独立後に「革命の日」と定められたのだ。しかし、その後のネウィン時代に「国軍の日」と変更された経緯がある。

そして今日、国軍は首都ネピドーで大規模な軍事パレードを開いて、クーデター体制が盤石であることをアピールしようとしている。 

クーデターに反対する市民は、この日を「クーデターからの革命の日」として、全国でのデモを呼びかけている。もう何度もデモが武力で鎮圧され、パリケードも撤去されてしまった現在では、デモがどれだけ危険な行為かわかっているにも関わらずだ。 

私が住むヤンゴンの下町でも、地元の主婦ら30人ほどが朝、細い通りをデモ行進し、3本の指を突き出して「民主主義をこの手に」などと掛け声をあげた。男たちは辻々に立ち、部隊が来ないか目を光らせる。 

そして、20分もしない頃だろうか、軍のトラックと警察のバイクがやってきて、一帯の路地を探し回った。幸いなことに、主婦らは家に駆け込み、逮捕者は出なかったようだ。

Posted by Yuki Kitazumi (Facebook)